産前産後ケア推進協会のページ

産前産後ケア推進協会は、産み育てやすい、社会のしくみや環境づくりをめざしています

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産前産後ケアの定義

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 産前産後ケア推進協会では、産前産後ケアとは、女性が、妊娠・出産・育児期における心身の変化や、仕事・家庭における役割変化、地域社会とのつながり等において、自分自身と子どもにとって最善の方法を選択し、かつ対応できるよう支援する実践をさすと考えています。すなわち、「親としての自立」です。
 特に、産後ケアについては、「分娩後、妊娠や分娩によって変化したからだが妊娠前の状態に戻るまでの期間、あるいは、分娩後のホルモンバランスの変化に伴い精神的に不安定な期間、母親になった女性の心身を癒し、親子の愛着形成と、親としての自立を促し、社会復帰への援助を行う、産後の女性を包括的に支援する実践」と定義し、社会に浸透することを期待します。
 この定義に基づき、産後ケアのプログラムは、産褥期特有の心身の変化を踏まえた個別的なケアと、母乳育児をはじめとした育児全体の支援、さらに社会における関係性の再構築を行うことによる女性の自立支援を目的として実施します。単に、美容としてのケアやマッサージのみを行うことをさすものではないということを申し添えます。

具体的な内容

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 産後ケアのプログラム計画期間は、産後1年間程度であると考えます。
 それぞれの期間の特徴を踏まえ、個別に選択できるよう豊富なケアプログラムを用意することが重要です。ケア提供者は、女性が自分に合ったプログラムを選択し、必要なケアを受けられるよう、またセルフケアにつながるよう支援することが望ましいと考えます。
 また、産前のプログラムについては、産前から育児期の見通しがつくような内容を盛り込んだプレママ・プレパパクラスの実施などが望まれます。

 

■産後の経過と時期別ケアプログラムの考え方

産前産後ケアが必要とされる背景

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 出産・子育ては人生で1回か2回のライフイベントとなっており、そのイベントも先延ばしする傾向から、出産年齢が高齢化しています。そのため、日本では多く見られる「里帰り」という習慣も、実母や義母の高齢化により、頼れないため、里帰りしない・できないという人が増えています。また、自分自身が出産するまで、赤ちゃんと接したことがない、お世話をしたことがない人がほとんどで、赤ちゃんのいる生活がイメージできない、初めての経験である子育てについて不安が大きいという傾向があります。
 赤ちゃんが生まれると、行動範囲が限られてしまいますが、それまで地域の中での生活体験が少ない場合、近所の方との付き合いも少なく、孤独な子育て環境となってしまうことも考えられます。
 このような社会環境、育児環境の中、児童虐待や産後うつなどの社会問題もクローズアップされるよう、産後の女性は身体的には健康であっても、心理的・社会的には危ういのが現代の子育て事情といえます。
 このような背景から、産前産後ケアが必要になってきているのです。

今の時代に必要とされる産前産後ケアとは?

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 孤独な子育てから女性を救い、子育てを楽しみ、自分自身に自信をもって輝いてもらうためには、さまざまな局面からのアプローチが必要になります。産前産後ケアには様々な専門家や子育ての先輩たち、シニア世代を含む多世代のかかわりが重要だと考えます。
 まずは、地域で身近な人たちからの心温まるサポートが必要です。子育てを社会で見守る地域の力を作りましょう。
 産後早期は心身の集中的なケアを助産師が、その後地域での子育て期には保健師がそのマネジメントを行っていく、さらにその上で、多くの職種が専門性を生かした子育てへの支援を提供するという流れが求められます。地域のリソースを生かした産前産後ケアの展開を期待します。
 さらに、企業等の産前産後ケアへの協力も不可欠です。自社の有能な社員のために産前産後ケアに力を注ぐことは、生産性を高めることにつながります。男性も含めた働き方の見直しは効率化を図ることにもなるでしょう。何よりも幸せな社員をつくることは企業自体の社会的評価を高め、ますます優秀な人材が集まることにもつながるのではないでしょうか。
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